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多忙につき。

スカイリアの休日

気がつけば、前のコメントから三ヶ月経っている。
いやはや、時間の流れとはあなどれませんな。


年明けてしばらくの超多忙期や、その間ストップした創作のやきもきが解消され、
ようやく色々とスッキリしたようです。

でもまだしばらくは仕事したくないんだけどな・・・。マイペースなのが売りなので。

上の絵は、年明け二枚目のものです。一枚目はまだ調整中につき非公開。


SKYRIAというシリーズで一年くらい描いてましたが、よ〜やくシリーズの雰囲気を体現できた絵を描けた気がします。

こういうのがやりたかったんだよ!(すでに一年経過)

本当はいかにも空をテーマにした絵をずっと描きたかったんですが、どうもいい構図やアイデアを思いつけなくて。
桜も描きたい、鳥も描きたいってトコでようやくいけるかなと思えました。


私は元来自分勝手でマイペースな人間なので、自由という響きにすごく憧れます。
重力から解き放たれて、気軽に空を自由に飛びまわれる世界なんて最高だと思いますね。

自由にのんびり飛びながら、各地の桜を見物して回る・・・、すばらしい。

今回わりと満足できる出来だったので、さらにその上を目指していきたいと思います。


もうすぐ春です。また一年頑張っていきましょう。

年内に秋。

nishinomori

前作を描いて一週間くらいですが、ふと思い立って描いたもの。いかにも秋!って絵をずっと描きたかったんですが、なかなか機会に恵まれずズルズルきちゃいました。

風景描きを自負する私ですが、お仕事以外では以外にも自然物を描く事が少ないんです。
木とか、花といった植物など。

建物とかの人工物が多いのは、人間が関わったものだからかもしれません。

建造物人工物を通して、人にまつわる物語を間接的に描いてみたい。というのが一つの方針なので。


上の絵について少し。きれいな紅葉の中で静かに朽ちてゆく廃駅を描きたいと思って作ったものです。ベンチの少女は人ではなく、駅に宿った思念が人の形をとったものとかそんな設定なのですが、絵を見るだけじゃわからないです(半透明で後ろが透けるようにするつもりでしたが、見栄え的にNGに)。

それが建物と一緒に消滅していく様を表現(する予定でした・・・)。

時間をかけずにさっと描くのもいいですね。この調子で量産していきたいと思います。

今年。そして来年。


今年もあと僅かとなりました。
最近はかなり寒くなって来て、暖房なしには作業に集中できない状態です。
 
今年も色々ありました。

初めて個人画集を作って販売した一年で、Pixivでわりと評価してもらえるようになった一年で、それでもまだまだ納得いかない一年でした。


そうそう、特に告知はしなかったような気がしますが、今年はPixiv年鑑2014に掲載され、Pixiv祭という六本木ヒルズの展望台フロアで行われたイベントで作品を二点展示していただきました。


そういう意味では、多少多くの皆様に知ってもらえるようにはなれたのかな、と思います。


それはさておき、今年の自分の絵を並べて思うのは、少ないなぁということです。

仕事の合間に描いているので、そう多くは制作できないのはあたりまえなんだけど、それにしても少ない。多分15点にも満たない。
ラフで悩んで大きく時間をとったことと、一番大きな要因は時間のかかる絵が多いということ。

もちろん時間をかけて大作を描くのは悪くない。けれど、それでいいのかな、とも思う。
大作を一枚描くのと、同じ期間で三枚絵を描く、おそらく経験値でいえば後者の方が多い。
今年、何度かその経験値不足を実感する場面がありました。


そのことにより、今は一つの絵にこだわるよりも、一枚でも多く描いて絵作りの経験値を溜めるべきなんじゃないかと思うようになりました。
アクティブに動ける若いうちに一枚でも多く描く。そういうことが必要なんじゃないかと。


制作に対する光明は見えてきているので、来年はペースアップを目標にしてみたいと思います。もっともっといい絵描くぞ〜!

11月のイベント

ナイアガラ島

11月のイベントが全て終わりました。
デザフェス、クリマ、コミティア。クリマは通常12月ですが、今回はなぜか11月でした。


一週間ごとに一つのイベントをこなすのは、正直しんどかった。準備などもあるので気が休まりませんでした。
イベント直前は、未だに不安になります。ちゃんと見てもらえるか、値段が高すぎないか、とか。それでも、始まってしまえば皆さんのおかげでこちらも楽しい気分にさせてもらえる。ありがたい。

特に11月のイベントはとても自分のためになったと思います。
デザフェスではお客さんとの交流で、このところどうしても技術指向になりがちだった自分に何が足りなかったのか気づくことができたし、クリマでは他出展者様や来場者様と密に交流でき、今回のコミティアでは失い気味だった自信を取り戻せた気がします。

画集が早く売り切れて、後半すごく退屈だったのは失敗したけど。適量よりは多めにもってくべきですね。


上の画像は、暇だった時間にボールペンで描いてたアイデアスケッチにさらっと色を塗ったものです。実際これを絵にするかはわからないけど。
短時間で描くドローイングは、自分の好きなものがストレートに出やすいので制作のヒントになる。


普段制作で閉じこもりがちなので、できるだけイベントには参加していきたいと思ってます。普段絵を見てくれている方々と交流することで、モチベーションも上がるし、何のために描いているのかよく自覚できます。

来月の冬コミが今年最後のイベントなので、それまでに1,2枚描けたらいいな。

制作を終えて

夕刻の街

描いていた絵を終えたので、久しぶりにブログ更新します。
今日は自分のサインについて。
 

僕は自分の絵に目立つサインをあまりいれないのですが、
それは、どうしてもサインが目について描かれたものの邪魔になってしまうというのが理由です。
絵の中で一つの秩序というか、世界観を作り上げていくわけですが、わかりやすいサインを入れるとどうしても浮いてしまって、世界観に水をさしたような感じがしてしまいます。

なので、僕の場合上の画像のように、絵の世界にしっくりくるよう自分のペンネームを絵中に紛れ込ませるようにしています(Kaitan)。

正直サインといえるかどうかってところですが、一応自分が描いたという証明です。
超絶ヒマでしようがないと言う方は、間違い探し的に探してみてはどうでしょうか(笑)
最近の絵には大体入っています。ないものもありますが。。。

春琴抄

春琴抄

東京ではジメジメした日が続いていますね。

季節感は全くないのですが、今描いているのは桜の絵です。
画像は制作途中のラフに近いものです。


今回の絵は、自分にとっては珍しく二次創作(?)です。
谷崎潤一郎『春琴抄』の一場面をテーマにしています。
春琴抄は、盲目の天才少女の、丁稚の少年佐助との絆とその生涯を描いた物語です。


主人公の春琴と佐助のストイックな関係描写と、美しい情景を想像させる巧みな文章などがみどころです。 読んだ時から、いくつかの印象的な場面が頭に焼き付いて、いつかは絵にしてみたいと思っていました。


今回描くのは、ヒロインの春琴が琴の稽古へ行くのに、手を引いて付き添う佐助の場面です。うまいこと二人の関係性を絵にできればいいなと思っています。


小説自体はあまり長くないので、読み易いと思います。

繊細できれいな表現が魅力的な小説なので、おすすめです。

デザインフェスタvol.39


5/17,18のデザインフェスタが終了しました。

ブースへいらしてくださった皆様、ありがとうございました。
そしてお疲れさまでした。


毎度のことではありますが、イベントの空気に触れると気が引き締まります。
今回はとくにそうだったように思います。
ともすると怠けがちな向上心を存分に刺激してくれます。


技術・内容、未だ力足らずな自分の絵を観て、意見などをくださる皆様のおかげで、
色々なことに気づくことができ、とても励みになり、感謝しています。


今回のデザフェスをきっかけに、
新たな課題も見え、さらに高い次元を目指さなくてはと思いました。

初心を忘れず、常に技術、感覚の向上を目指して皆様を楽しませられる絵を目指したいと考えています。

KYRIA vol.1

skyria

春ですね。今年も桜の季節です。

近所に上野公園があるので、満開の桜を思う存分堪能しました。
夜桜もなかなか良い雰囲気です。

新刊の時期が微妙で、今年は桜の絵を描けないのが残念です。


五月~六月のコミティア・デザフェス・クリマにむけて作る予定だった、
小作品集「SKYRIA vol.1」がほぼ完成しました。

二冊目の画集となる今回ですが、
半分はネットで公開していない絵で構成されています。


タイトルはvol.1となっており、ここ半年ほど一貫した世界観の絵を描いていたので、
それらをまとめた構成となっています。
年末あたりから設定やストーリーを考えて、世界観を充実させてきました。

今後もさらに掘り下げて、魅力的な世界を描けたらいいなと思います。


今回の作品集では明確にストーリーを描くわけではありませんが、
あくまで「こんな感じの世界観の中での印象的な風景」といった曖昧なものなので、
そのあたりは想像力で補完するように楽しんでいただければなぁと考えています。


今からイベントでお見せできる日を想って楽しみにしております。

冬本番

light

寒い時期ですがいかがお過ごしでしょうか。

地元の名古屋に比べると、東京は暖かい気がします。
私は厚着が苦手なので、外出時も結構薄着が多いですが、そんなに寒くないですね。
今年は暖かいのかな?


春までのこの季節、あんまりイベントもないのでダレる感じがします。
作品制作には集中できるのですが、部屋に籠りっきりも辛くて、休日は長めの散歩などします。風景を眺めながら歩くのは結構好きなので。

外を歩くとき、色々と考えます。
浅草が近いのでよく建築物を観察したりしますが、ここしばらく注目するのは、光とその影響による色の変化などです。
普段どうしてもモノ自体の固有色(リンゴの赤やレモンの黄)に目がいきがちですが、何色の光がどうあたっているかというのも、色を作る上で非常に大切な要素になります。

当たり前ですが、真っ暗な場所でモノを見ようとしても、黒っぽくしか見えませんからね。
物体に光が当たりそれが反射することで色を認識できます。絵を描くにも、光を見るというのは非常に大切なことだと思っています。


光は複雑です。上面にから側面にかけてが一番影響が大きく、主な光線(太陽や蛍光灯)以外にも環境光(空の青など)、反射光(壁に反射した色や地面から下面に反射した色)などとわけのわからない光が重なり合って、複雑な色味になります。


こういった光の状況をできるだけ絵の中で拾うことで、より色彩豊かな風景を描く事ができるのではないかと考えています。

謹賀新年


みなさま、新年あけましておめでとうございます。

昨年はお世話になりました。冬コミでも画集はご好評いただけたようです。
2014年、新たな気持ちで制作していきたいと思います。


前回の本とは異なり、ストーリー仕立てのものを考えているので、
余裕があれば宣伝用のムービーなども作ってみたいと思っています。

時間と根気次第ですが・・・(笑)


予定としては、作品集は八月の夏コミ(出られれば)には間に合わせたいですね

かなりキツイかとは思いますが、頑張ってみます!

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